エグゼストの玄関周りに、今話題の
TFウォール&TFフロア
が完成しました!
TFウォール(TF WALL)ってなに?
ブロック塀やコンクリート擁壁に代わって、軽量で高い強度を持つEPS(発泡スチロール)を使用する工法です。
発泡スチロールと聞くと、それ大丈夫なの…?と思われがちなのですが、はい!大丈夫なんです。
TFウォールは、軽い!強い!デザイン性良し!
大丈夫どころか、なぜ今までこれを使わなかったの?と思うほど良い所ばかりなんです。
まだまだ半信半疑の方に、完成の全体写真を見ていただく前に(…もったいぶってすみません!)まず今回は、現在塀の材料として主に使用されているブロック塀についてのお話をしたいと思います。
ブロック塀の問題点
ブロック塀の倒壊による危険は、以前から問題視されていました。
ブロック塀の問題点① 劣化
ブロック塀には耐用年数があります。
きちんと手入れがされている場合で、厚さ15cmのブロックで30年程度、12cmで15年程度、10㎝で12年程度と言われています。
ですがこれは手入れをした場合の年数です。手入れがされていない場合、当然目安よりも早く劣化が進んでしまいます。
なぜブロックは劣化するのでしょうか?
劣化の原因は、ブロック塀を固めているモルタルの『中性化』という現象にあります。
コンクリートの原料であるセメントの成分は、水が加えられて水和することによって強アルカリ性となります。これが通常の状態です。
ですが、空気中の二酸化炭素がコンクリートの表面に接触すると化学反応を起こし、コンクリートがアルカリ性を失って
次第に中性へと変化してしまいます。これが「中性化」です。
つまり、空気がある場所では必ず中性化が進行してしまいます。
中性化が進行すると、ひび割れが起きます。
そしてひび割れの部分からブロック塀の内部に雨水が入り、鉄筋がさびたり、腐食が起きます。
腐食が進むとブロック塀の強度が下がり、破損したり倒壊したりする恐れが出てきます。
そうならないために、度重なるメンテナンス(防水処理)や点検が必要となってきます。
ブロック塀の問題点② 地震
地震によるブロック塀倒壊の痛ましいニュースもあったため、倒れると危険だということはみなさんご存じだと思います。
地震の発生率から見てみると日本は世界で第4位となっており、地震大国と言われるほどです。地震による痛ましい被害のニュースもよく目にします。
そのような状況の中ではまさか倒れないだろうと思われているブロック塀も倒れる危険性があり、万が一倒れた場合には命の危険も伴います。
ブロック塀の問題点③ 耐震基準を満たしていないブロック塀がある
ブロック塀の高さ、厚さ、控え壁はあるか、基礎・鉄筋の有無など、建築基準法による耐震基準がありますが、それを満たさないブロック塀が多いのが現状です。
みなさまの周りにあるブロック塀は耐震基準を満たしていますか?
地面下の基礎部分や、塀の中の鉄筋部分は見えませんが、目に見える範囲内でチェックしてみましょう。
もし鉄筋の錆びによって表面が汚れているブロック塀があった場合は、危険ですので近付かないようにしてください。
1981年の建築基準法の改正以降今までに何度も改正があったため、現在の基準に沿っていない古いブロック塀が多くあります。
阪神淡路大震災では約1500件のブロック塀が倒壊し、数十名が倒壊したブロック塀の被害に遭いました。
※国土交通省住宅局より
2016年に起こった最大震度7の熊本地震では、倒壊したブロック塀の約9割が耐震基準をみたしていなかったとのことです。
※国立研究開発法人建築研究所の被害要因調査報告より
次回はTFウォールの魅力をお伝えします!
今回は、ブロック塀の現状や危険性についてお伝えしました。
ブロック塀のひび割れは確認できても、ブロックの中や地中の状態は確認はできないため、見た目ではブロック塀の強度を判断できません。これらの現状を踏まえ、安全を追求して開発されたのが『TFウォール』です。
次回はTFウォールの魅力についてお伝えしたいと思います!お楽しみに(^^)/
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