リフォーム全般ブログ

チョーキングで外壁の劣化具合をチェック!

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引き続き、木田郡三木町のお宅のリフォームの様子をご紹介致します。
前回はこちらのお宅の屋根工事の様子をお伝えしました。屋根がスレートからガルバリウム鋼板に変わり、すっかりと見違えりました!

前回の記事はこちら【ガルバリウム鋼板は傷を自己修復する!?】

今回は外壁の調査を行った時の様子をご紹介いたします!

外壁の劣化サイン

こちらの外壁は、約50年前に「パネル」と呼ばれていた金属製の外壁材です。調査時に外壁を拝見させていただいたところ、外壁の塗膜の劣化が見られました。

劣化のサインとしてまず分かりやすいのは「チョーキング現象」です。外壁を手で触ると手に白い粉状のものが付きますが、この症状は塗膜の劣化を示しています。こちらのお宅の外壁も触ると手に白い粉がつき、外壁には手で触った跡が残りました。

塗膜が粉状に変化する原因は、太陽光の紫外線や雨風などの自然現象です。塗料に含まれている顔料が太陽光によって分解されて粉状になって塗膜の表面に出てくるため、顔料が含まれている塗料であればいずれは起きてしまう現象です。
特に太陽光がよく当たる南面や西面、バルコニーなどは紫外線の影響が強く、チョーキング現象が起きやすい場所です。

チョーキング現象が起きているということは、防水性能が低下してきているということ…。そのまま放っておくと防水性能が落ちた場所に水分が長く留まって、次第にカビや苔、藻などが発生してさらに劣化が進むスピードが早くなってしまいます。

このような場合に外壁のメンテナンスとして多く行われるのが外壁塗装なのですが、以前にもお話した通りこちらのお宅は50年ほど前に建てられているため、外壁材自体の寿命が近いことに加えて、断熱対策がほとんど行われていません。

断熱材が一般的に普及し出したのが1970年ぐらいからなので、その前に建てられたお家は長らく、冬の寒さだけでなく夏の暑さも厳しかったことと思います。

そこで今回は外壁を塗装し直すのではなく、屋根材としても今回使用した「ガルバリウム鋼板」を「外壁重ね張り工法(カバー工法)」で施工することになりました。

外壁重ね張り工法(カバー工法)とは?

外壁重ね張り工法(カバー工法)とは、既存の外壁の上に新たな外壁材を張る施工方法です。

まだ外壁に強度はあるけれどそろそろ寿命に近づいている場合に行う外壁リフォームで、断熱性・遮音性が向上することや、外壁を張り替える工事よりも費用を抑えることができるなど、沢山のメリットがあります。

次回のブログは…

今回はこちらのお宅の調査を通して、チョーキング現象や外壁重ね張り工法についてお伝えしました。
次回はこちらのお宅の外壁工事の様子をご紹介したいと思います!

次回の記事はこちら【ガルバリウム鋼板重ね張りでしっかり断熱!】

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